今日は、あるお客さまがいらっしゃいました。
商品を購入しに来られた方ではありません。
この方は、以前(たしか2年位前かな)当店に飛び込みである営業にこられました。
年格好から50歳台の営業マンなのに、何だかぎこちないやり取りに、私が聞きました。
もしかして、こうゆう仕事は初めてですか?
ええ、そうなんです。分かりますか。
よかったら、社長、色々と教えてください。
とおっしゃいます。
それから、ご自身の事情を話されました。
そこで、ポイントを伝授しました。
(えらそうに書いてゴメンナサイ。)
とても、喜ばれて、「いやあ、ホント、一生忘れられません。」
と言って帰られました。
その後、一年ぶり位に、ひょっこり私服で「覚えてますか。私、分かりますか。」と言って入ってこられました。
ああ、覚えていますよ。
あの時は、ありがとうございました。
いえいえ、とんでもない。上手くやっておられますか。
実は、やはりあの仕事は私には無理でした。
今は、これこれこうゆう事をやってます。
そうですか、上手く行くといいですね。
そして、今日。
それから1年位経つかな、又、ひょっこりと私服でいらっしゃいました。
同じ仕事をしておられました。
ちなみに、私と同じ年の方です。
世間話をして時間をつぶしていただいたのですが、こうゆう出会いもあるんだなあと、不思議でもありますが、でも、世の中で起きている現象に対して、やはり視点はよく似ていますし、だからこうしてお越しになったのでしょう。
数字だけの世界にはない、日本の日本人同士の誠のふれあいだと思います。
日本は本来、お互いを助け合い、信頼しあう社会だったのです。
たった一度の飛び込み訪問。
その人物が、御礼を兼ねてこうして訪れて頂ける。
人の世は、社会は、こうして作られてこそ本当に成り立っていくと思います。