前回の続きです。
古くからある一流の旅館のことを老舗旅館と呼ぶ訳ですが、日本の場合、初めから高級な旅館としてスタートしてはいないようです。
おもてなしの心が現れて、そうこうして老舗と呼ばれるまでになられた。
というのがその姿だと思います。
そんな中での、檜風呂。
旅人にゆっくりと湯に浸かってもらいたい。
その為に、色々と考えて工夫をこらした。
とても小さいその風呂に施された工夫。
日本人の知恵。
伝統に磨かれた職人技。
それが有って初めて、このおもてなしの心が具現化します。
旅館のご主人が、いくらこうゆう風呂ならいいなあ、とアイデアが浮かんでも、実際にその風呂を創るのは職人さんです。
どちらも有ってのことです。
これが日本の力。
でも、この老舗旅館のこの工夫が施された檜風呂が出来たのは何時なのだろう。
江戸時代なのかなあ。