この素直に美味しいと言えるワインという概念をお伝えすることがとても難しい。
今は、手頃な価格で美味しいとされるワインが氾濫しています。
え~、そりゃ、良いことじゃない。
そうなのですが、「美味しい」の判断基準のニュアンスが微妙に違うのです。
香りもあって、味の良くて、お手頃な価格。
もう、何もいうことありません。
何か、言いたいことでもあるのですか?!
ええ、あるのです。
しかし、文章で伝えられません。
最近、私と同じような感想を持つ人がいることを知りました。
貴方の言わんとすること、ハイ、分かりますよ。
そう言ってくださいます。
自己満足をしても仕方ありません。
消費者の方に、美味しいと言って認めてもらわなければ、本当の道楽になってしまいます。
ワイン商は、道楽でなければ出来ません。
でも、そこに認めてくださるお客様が居ての話です。
他人からバカにされる、「道楽でやってんじゃないよ。」と蔑まされたら終わりです。
ここのところが、一番、最重要な価値観なのです。