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ワイン・ライトボディ・フルボディ(その4)
フルからミディアムへ
これが良い赤ワインの条件。
つまり、出来てきた状態の「フル」な味わいから
角が取れ、円やかさが生じてきて、美味しく飲める状態になった。
ちょうどよい塩梅になってきた。
それをミディアムと称するのではないでしょうか。
つまり、元々は、今のような使い方、
軽いタイプ、中くらい、コクのあるタイプ
という赤ワインを分類する分け方の言葉ではなかった。
何時からか、そのように使われるようになっていった。
もしかした、こういうことなんじゃないかなあ~。
だって、何時も思っていたのですが、造り手さんは誰であっても美味しいワイン、出来の良いワインを造りたいですよね。
しかし、思うような出来にならなかったという場合もあるでしょう。
そういう時の大まかな捉え方と言いますか、ニュアンスのようなものってあると思うんですよ。
「ちょっと今年は出来が悪いと思っていたが、思っていたよりも良い感じでミディアムな美味しいワインになってくれたよ。」
とか。
「今年はダメだ、何時まで経ってももうミディアムって言えないなあ~、バランスが上手く取れてこないよ。」
とかね。
分類はあくまでも消費者の方が赤ワインを選ぶ為の参考表示ですよね。
でも、選ぶって何って思うのです。
選ぶとは、「美味しいワイン」を選びたいのです。
そりゃ、飲んでみなければ分かりませんよ。
でも、そうでしょ。
美味しいワインを選びたいですよね。
誰も好き好んで「不味い」ワインを選びません。
そんな時にこそ
「いや~、この赤ワイン、ミディアムって感じになっていて、とっても美味しいよ」
なんて売り方の方が本来の有り様だと思いますヨ。
その上で、葡萄品種からくる特性を伝える為に、言葉を使って、これはこれこれの葡萄を使っていて、そうですね、ちょっと軽やかなタイプですよとか、少しどっしりとしたコクのあるタイプですよとか、はたまた、程のよいコクと滑らかさのあるワインですよ、とか。
そういう伝え方、説明の仕方をする。
これが我々小売り業者と消費者の方との間にある事が本来の姿なのではないでしょうか。
私はこう考えます。
造られた赤ワインのその状態、概念を指す言葉。
それが、出来てきたばかりの荒々しい状態を「フルボディ」
そして、ちょうど良い塩梅の美味しさを「ミディアムボディ」と呼んでいた。
どうでしょうか。
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by happy-breeze
| 2011-11-20 12:14
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