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ワインの美味しさ
2月16日(木)ワインの試飲会に行ってきました。
会場は何と昨日と同じ栄町にある某ホテルです。
同じ会場に2日続けて行きました。
15社のインポーターさんが出典されていたのですが、時間が取れないので、取引のある輸入会社さんのブースでのみ試飲してきました。
ブルゴーニュの赤ワインでモンテリー地区の商品がありました。
まあ、あまりなじみの無い地域ですよね。
それからシャブリ。
実は私、この2つのワインで思い出すことがあるのです。
(この会社が輸入したモノではなくて)
ワインを商うには、ワインの美味しさとか理解していないといけないと考えていました。
しかし、中々、ずばりこれだと言う感覚と言いますか、「そうか、これか」という訳にはいきません。
ワインは難しい飲み物。
ワイン通と称する方々、ワインラヴァ―と言いますか、ワイン愛好家の人が飲む飲み物。
そんなことを言っていたら、いつまで経っても一部の人の飲み物でしかありません。
そんな筈ないのでは。
そう思っていた時に、上記の2つのあるワインを飲んで、一つの答えが出ました。
誰でも分かる美味しさだ。
難しくなんてないんだ。
ということが。
それは、フランスで最高といわれるカーブ(貯蔵庫)があります。
17世紀にお金持ちが作らせたそうです。
現在、そのカーブを所有するのは、フランスのあるネゴシアン(ワイン商)なのですが、この会社がこの貯蔵庫を使ってワインを貯蔵した商品を仕入れたことがありました。
その時、購入した中に、シャブリとモンテリーの赤ワインがありました。
どちらも、ノーマルなレギュラータイプです。
シャブリは、グランクリュとかではありません。
モンテリーの方も、ブルゴーニュルージュより一つ上でモンテリーとラベルに表記してあるモノです。
通常、そのクラスのものを5年とか10年寝かせて販売するなんてありません。
レギュラークラスのシャブリが5年経っていたら、ちょっと心配です。
ところが、この2つ、とにかく美味しかった。
それは、誰でも分かる美味しさでした。
この時に思いました。
美味しさって、フランス人も日本人も同じ感覚なのだ。
しかも、ワインのことなど何も知らない、普段ワインなど飲まない人が飲んでも、その美味しさが分かる。
何だ、これで良いんじゃないか。
もちろん、5年も10年も寝かせるのですから、そのワインの選定こそ重要です。
一本、何万円の値が付くワインなら当然でしょうけれど。
ところが、一本数千円のワインです。
シャブリが二千円台、モンテリーが3500円位でした。
普通、このクラスのワインを最高の貯蔵庫で寝かせて美味しくなった頃に売るなんてビジネスしないでしょう。
ああ、もちろん輸入会社からの資料に有った一番安いものを仕入れたのですが。
もう少し値の張るモノも仕入れましたが、お陰さまで売れました。
でですよ、実は今、このネゴシアンが行っている、こうして貯蔵して販売するワインは日本に輸入されていません。
ワインのオールドヴィンテージビジネス。
そういう商いは、有名銘柄の話です。
一本が何万円もする。
今書いているのは、
扱うワインは全く無名のワイン。
ネゴシアンも日本では無名。
そりゃ、輸入されませんよね。
でも私、この時以来、ワインの雑誌の購読をしなくなりました。
定期購読していたものも止めました。
有名銘柄に興味がなくなりました。
私の思う、理想のワイン商い。
酒質の良い、美味しいワインを選定する。
それを良い環境で貯蔵する。
美味しくなった時に販売する。
その美味しさが誰にでも分かるワイン。
何時の日かチャレンジしてみたいと思います。
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by happy-breeze
| 2012-02-16 21:32
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