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酒屋慶風・丸又商店 横地準 の店長日記



あいち銘酔会試飲会報告(その8)

あいち銘酔会試飲会報告(その8)

ちょっと前のワインについて記述した時に出てきた言葉で「テクスチャー」というのがありましたが・・。

今回ご報告する日本酒は、正に優れたテクスチャーを持つとても良い酒だなあ~。
と思いました。

ちなみにワインのコメントの中に、こういう一般消費者向けでは無い言葉が使われるということは何故なのでしょう。
ちょっと疑問に思うところです。

実はそれは、生産者の方が自ら造ったワインを評価している言葉であり、ワイン商に対して言っている(伝えようとしている)コメントなのです。

日本ではそれをそのまま直訳しています。
しかし、いくら直訳とはいえ、プロに対してのみ通用する言葉をそのままカタカナにして訳してもねえ。
と思います。

でもですね、ここでいうところの「テクスチャー」がとっても優れているなあ~と、このお酒を飲んだ時に感じたのですから、皮肉なものです。

ああ~、私も一応はプロの端くれでした。
忘れそう。

そして逆に言いますと、日本酒の世界はこういうやり取りが、う~む、ちょっと?、あまり?、無いのですね。
怒られそうですね、こんなこと書きますと。

この辺がですね、私がず~と追い続けて来たことなのです。
そう、何が良い酒なのか。
そして、何が良い酒で美味しい酒なのか。

だってですよ、愛知県の酒を30数銘柄以上も集めましたよ、皆さん。
貴方のお好きなものを選んで買って下さい。
ってやれば、そりゃあ簡単ですよ。
仕入れる資金力さえあれば出来ますからね。

やはりその中から、チョイスしなければなりません。
これは仕方ありません。
全ての蔵元さんに良い顔は出来ません。


この酒を試すと、う~ん、何て言うか、
そうですねえ~、
とっても良質な服地を触っているような。
そんな感覚を覚えます。

打ち込みがしっかりしているけれど滑らか。
深い色合い。(これが中々出せない。)
風合い。
というか、じわっとにじみ出る良質感。
スーツに仕立てた時の満足感が想像出来る。
(この生地でスーツを作ってみたい。)
そんな思いが自然に出てくるような、そんな感触。


この酒を燗にして、美味しい秋の食材を食べてみたい。


う~む、良い物って同じなんだ。
そう、思いました。


だって、本当にこの酒を試していて、そう思いましたからね。

商品の銘柄を書かなくて申し訳ありません。
この商品は、すでにオーダーしてあります。
入荷次第アップさせて頂きます。
よろしくお願いします。

さて、これで
あいち銘酔会試飲会報告は最後とさせていただきます。

ありがとうございました。





by happy-breeze | 2012-11-17 21:17 | 日本酒
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日々の出来事や想いを、そして新着情報や蔵便りを書いています。

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