<ワインを趣味にするとは>
ワインという飲み物は、少しだけ他のお酒と違う性質を持っていると思います。
それはつまり、趣味に出来る飲み物であると・・。
ワインを趣味にするということは、それそのものの価値を楽しむことが出来る。
趣味が嵩じれば、他人には分からないとしても、そんなことはお構いなし。
そういう世界があるのかもしれません。
私自身は、あまり深いところまでは分かりませんが・・。
毎年お正月に放送される、『芸能人格付けチェック』という番組を楽しみに見ています。
1本100万円という超高額ワインと3,000~5,000円程度のワインをブラインドでテースティングして、どちらが 100万円のワインかを当てるというものです。
これがなかなか当たりません。
一般の視聴者の方は、こういう結果を見て何て思うのだろうと、ハイ、思います。
だって、これだけの価格差があれば、そりゃ誰でも当てられる位に違いがあるだろう。
と思うのが当然です。
しかし、当たらない。
これは一体どうしてなのでしょう。
しかもですよ、あの泉ピン子さんは、100万円のワインを「不味い」と表現しています。
そして、これはたぶん番組の構成上、まずい方のワインを正解にしてあると読んで、 あえて自分がまずいと思う方のワインを正解である100万円のワインだと答えています。
ちょっと考えさせられてしまうシーンではありますが、
う~む、見方を変えれば
これってつまり
趣味として、その価値を楽しめる境地にまで至らなければ、それを味わう資格がないと言われているようです。
(ピン子さんゴメンナサイ。)
そういう世界なのでしょうか。
まあ、そこまで大袈裟に捉えなくてもいいとは思いますが、しかし、ある程度の理解がなければ楽しめない世界であるということは言えると思います。
私の力では、皆様をその境地にまでお連れすることは出来ませんが、でも、その入り口にまでは立っていただけるように努めたい。
そう思います。
よろしくお願いします。
2013.02.13(水)
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