自然なワインを求めていたら良い出会いがありました。
少し前から、いわゆる自然を謳うワインを扱おうと思い、その出会いを求めていましたが、今日、素晴らしいワインに出会いました。
スペイン産のワインで、赤の品種は「ピノ・ノワール」と「カベルネ・フラン」
品種を聞くと、あれスペインなのにって思われるかもしれませんね。
味わいの方は、やはりブルゴーニュ的ではなくて、エレガントというコメントで紹介する美味しさではなく、ホント気取りのない、だからといって野暮ったくなんてもちろんなくて、化粧や着飾りのない、そのままの美味しさが素直に表現されている。
何せ、ピノノワールですからね。
スペインなので、ピノ・ノワールの畑は標高の高い涼しい気温のところにあるそうです。
カベルネ・フランのワインは、これまた素晴らしい味でした。
お値段が3400円というお手頃価格ながら、香りはフランボワーズや木苺、色々な花の香りがありました。
味も程の良い果実味が何とも言えず美味しかったです。
軽やかでチャーミング、そして香りがある。
でも、何ていうか、ふわっとしているだけではなく、まあどっしりとまでは行かないけれど自然な落ち着きのあるワインでした。
カベルネ・フランと言えば、フランス産ロワールのシノンが有名ですが、下手なシノンより全然よかったです。
どちらもこんな味わいは初めてでした。
特に「ピノ・ノワール」は、概念が変わります。
こういう「ピノ・ノワール」の赤ワインが世に生まれたのかと・・・。
今の時代は様々なものが新しく登場するので、「へ~え」位に思われるかも知れませんが、でも、「ピノ・ノワール」で一体どうやればこんなワインがリリース出来るのか。
温暖な地中海のイメージと標高の高い畑からの冷涼なイメージが交錯する味わい。
あ、そうそう、このワイン、栓を開けてから空気に触れて一週間とか二週間とか、いやもっと大丈夫。
何と、美味しくなるのです。
自然に造られたワインとはこういうことなのかもしれません。
(続く)
2015.08.25