山梨のシャトージュン甲州を酒屋慶風ネットショップに載せました。
こちらです。
そこに以下のように紹介文を書きました。
国産ワイン、特にその中でも最も有名なブドウ品種がこの甲州種です。
みなさんご存知の通りです。
ところが、この甲州ワイン。何故か、自虐的に見られています。
「比較的香りのおとなしい 凡庸な個性の甲州ワイン」って言われています。
そうゆう捉え方から脱却しない限り、この甲州ワインの本当の良さは分からないと思います
その本当の魅力にせまりたいと思います。
「フランス人みたいだねえ、格好いいねえ。」
こう言われることは、本来の日本人の男性に対して本当の褒め言葉なのでしょうか。
日本人として褒められていませんね。外見がちょっと外人みたいと言うだけです。
同じように・・・
日本の葡萄品種から造られるワインに、フランスワインを求めても無理があるのではないでしょうか。
<香り>
香り・・・
そう、おとなしいです。
柑橘系の香りがします。
実はこの香り、日本人が普段食べている「りんご」や「みかん」にあるものと同じです。
国産ぶどうであることを知ることになります。
でも、ワインの香りの紹介に「みかん」と同じというコメントをすることはまずありません。
ちなみに、みかんの香りがする訳ではありません。
う~む、この部分を説明するのは、私にはとても難しいので勘弁してくださいね。
ただ、「試した感想として」としておきます。
<味わい>
凡庸な個性?!
要するに、「複雑さ」というコメントが出てこないということです。
でもね、ならば「平たんな薄い味」かと言えばそんなことはありません。
とても、飲みやすい、日本酒風に表現すると「飲み飽きしない」味わいです。
そして、相性のよい料理はとても幅広いのが特徴です。
日本の冬の味覚
例えば、日本海の荒波から上がる「カニ」に合わせたら、もうピッタリです。
この時、香りがすごいなんてワインである必要などありません。
「複雑さ」なんてコメントのワインであるよりも、しっかりとした美味しい酸がある事の方が大切でしょう。
日本酒風に言いますと、「旨みが有ってキレのよい酒」が良いのです。
このシャトージュン甲州は、正に「旨みが有ってキレのよい白ワイン」です。