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ワインの飲み頃温度
10月28日(金)
ワインの案内を頂いたのですが、その商品説明のパンフレットに、ワインの「飲み頃温度」の項目があり、それぞれのワインの飲み頃温度が書かれていました。
ワインこそ、この「飲み頃温度」が最も重要視されるべきだと思うのですが、あまり声高に言われませんね。
まあ、それは良いとして。
ではこの飲み頃温度は一体どのように決められるの?!
基準のようなものはあるの?!
という疑問が出てきますよね。
昨日のパンフレットから見ていくと
(赤ワイン)カベルネ・ソーヴィニヨン 100% 14~16℃
(赤ワイン)シラーズ 100% 16~18℃
(白ワイン)シャルドネ 100% 8~10℃
上記の赤ワインの温度が違うのは理由があるのだろうか?
となります。
もちろん実際に飲用する場合、この温度帯(2度単位の違い)にワインを保ちながら飲むと言う事は必ずしも可能ではないのですから、およその目安を書いてあるだけと言えばそれまでです。
ああ、あのう~、目くじら立てているのではありません。
その逆です。
もっと理解してもらうべき事柄だと思っています。
実際、日本酒の場合、特に一般的な食中酒に分類されるものは、とても幅広くそれぞれの温度帯で表情を変えながら楽しむことができます。
冷やでも燗でも美味しく飲めます。
但し、吟醸酒に分類されるものの多くは、燗には向かないので、冷やで飲むことが重要ですね。
でも、ここさえ注意しておけばそれ程、神経質になることなく、大まかに飲用できます。
ところが、ワインはそうはいきません。
先程の飲み頃温度が(赤ワイン)カベルネ・ソーヴィニヨン 100% 14~16℃
と表示されている赤ワインを8~10℃で飲むとどうなるのか。
もう、美味しいとは感じません。
と言うより、不味いと感じると思います。
それは、「タンニン」が口の中の歯茎とかにまとわりつくからです。
別に「タンニン」を悪者扱いするつもりは無いのですが、これがワインを美味しくするように作用する場合もあれば、不味く感じる場合もあるのです。
ですから、 8~10℃ が適温ですよと表示されている シャルドネ100% の白ワインには、ほとんど「タンニン」が含まれていないのです。
これで、もうお分かりですね。
最も重要なキーワードは「タンニン」が含まれているかどうか。
その次には「酸」の構成要素が関係してきます。
あれ、何だか難しいことになってきたぞ。
もう自由に飲めばいいでしょ。
プンプン。
おそらく、ワインの飲用適温を声高にアピールしないのは、こうゆう難しいことを言って説明しなければならなくなるので、只でさえワインは小難しいイメージがあるのに、それに輪をかけるようなことは出来ないと考えてのことではないかと思います。
ああ、業界全体でね。
でも、私はもっと言うべきだと思います。
昔々は、赤ワインは常温で、白ワインは少し冷やしてと言われました。
ただ、この常温という言葉がどうも誤解を招くというので、今ではほとんど言われなくなりました。
その後、一時、上記のように細かく飲み頃温度帯を表示したりするところがありましたが、最近ではそれほど言わなくなりました。
でも、白ワインは少し冷やして、赤ワインは冷やし過ぎてはダメ。
その位は、大いに言うべきだと思いますよ。
中々上手いキャッチコピーのような文言が見つからないのかもしれませんね。
私自身、前にも書きましたが、こうゆうことをお伝えするページを作ろうと思っています。
未だに手付かずにおります。
大変申し訳ありません。
難しいと思われないように、それでいて、「そうかそうか、いやあ~、とっても為になったよ。」と言ってもらえるようなページ。
それを目指したいと思います。
何時になることやら。
では、よろしくお願いします。
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by happy-breeze
| 2011-10-29 08:19
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