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酒販店から見たワインへの疑問(その4)コメント3
(続き)
日本酒に於いて、一時期よく流行った言葉に「淡麗辛口」という表現があります。
しかし、こういうジャンルに入るであろう日本酒を試して、「これは、コクのある酒だね。」
と表現したら、いくら「自分はそう感じたから、そのように言ったまでですよ。」といってもやはり通用しないでしょう。
これを小売り業者が行ったらアウトでしょう。
ワインで使われる
「エレガント」なる抽象的なイメージの言葉。
これ、ホント、定義を付けようにもちょっと難しい。
でも、だからと言って、思ったように使えばいいのか。
というのもどうなんでしょう。
つまり、「エレガントスタイル」というキャッチコピーは、日本酒における「淡麗辛口」というキャッチコピーにした場合に例をとるとすると、
その日本酒の最初の説明が、「このコクが・・・」で始まったらおかしいでしょう。
という疑問です。
ちょっとここで
アパレル業界を例に取ってみましょう。
女性服の某社のAブランドは、アメリカンモデル、アメリカンスタイル
Bブランドは、イタリアモデル、イタリアンスタイル
とまあ普通に言いますね。
そして、
そのブランドの中でも、このモデルは「エレガント」を表現しました。
ちょっとしたお呼ばれに、パーティ等に着て頂きたいと思います。
なんてものがその中にあったりします。
正に「エレガントスタイル」「エレガントモデル」です。
つまり、一般的な認識としての「エレガント」という言葉からイメージが出来上がっています。
そして、それに合った製品としてのモデルが用意され、そのキャッチコピーとして「エレガント」なる言葉が使われます。
あるいは、いつもの洋服をちょっとエレガントにまとめてみました。
なんてテクニックを使ってみる。
これなら分かりますよ。
しかし、酒販店から見たワインへの疑問としては、あまりにも安易にこの「エレガント」という言葉が使われているなあ~と思わざるを得ないのです。
本当は、上記のようなファッションに使われるのと同じ感覚で使われていたと思います。
本当はそこに暗黙の了解での決まりのようなものが有ったと思われるのですが、どんどん無くなってしまっている。
誰もそれを止められないのだろうか。
ルールに縛られない。
それが自由に表現する。
ということ。
どうなんでしょう。
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by happy-breeze
| 2013-04-26 09:35
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