酒屋慶風・丸又商店 横地準 の店長日記



【ふっと思う、ワインを知るってどうすればいいの(その6)】

【ふっと思う、ワインを知るってどうすればいいの(その6)】


酸っぱい


お客様さまから、ある質問を受けました。

「ワインって、酸っぱいなあと思った時にも酸っぱいと言ってはいけないんですか?
何でも、酸を感じるとか言うのよって言われたりしたんですが。」

ええ~。
それは、そうですけれど。
う~む。
いや、やはり違うと思いますよ。

酸っぱく感じたなら、その通りに言えばいいと思いますよ。


「酸があるとか豊かな酸を感じるのと酸っぱいは同じなのですか?」

う~む。

いやあ、判断が難しい場合もありますけれど、それはやはり別物ですよ。

「どう違うのですか?」

酸っぱいと感じた酸は、味わいと一緒になっていない訳です。
浮いている訳です。
それは
多くの場合、劣化の兆候かもしれません。
あるいは
造りが原因かもしれません。

要するに美味しくないのです。

豊かな酸とは
味わいに寄与しています。
しっかりした。
ボディ。
安定。

白ワインなら
爽快。
シャキッと。
フレッシュな。


そういう感じにですね。
美味しい味わいを感じます。


酸がなければ、ぼやけてしまって、え~と、もの足りなさを感じたりとか。

だから、豊かな酸というのは褒めている訳です。
酸っぱいとは違うでしょう。


但し、
但しですよ、酸が有りすぎても困る訳です。
美味しい味わいに寄与するどころか、ジャマになるくらい有ってはいけない訳です。

こういう感じのワインの場合、酸っぱいなのか酸が豊かなのか。
そう、表現に困る訳ですね。

酸がきつくて、もう飲めないって感じのもの。

これを「酸っぱい」と感じたなら、
それでは「酸」の有る意味ないですからね。


それともう一つ。

一般的に言われるところの「酸化」した状態のもの。
これを、酸っぱいと感じた場合。
(まあ、普通は酸っぱいと感じますけれど。)

これは「酸のあるワイン」とか「豊かな酸」という味ではありません。

劣化しているワインです。



「酸っぱい」にも違いがあるのですから、
いやあ~
ワインはホントにややこしいなあ~。



2013.11.03







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by happy-breeze | 2013-11-03 08:41 | ワイン
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