酒屋慶風・丸又商店 横地準 の店長日記



熱燗とおでん(その2)

熱燗とおでん(その2)

「おでん」も地方によって違いがありますが、まあ一般的な関東風で話を進めます。

普通、おでんの出汁(だし)は『昆布とかつお節のだし』を使用しますね。
この「出汁(だし)」がおでんの具に沁みてこそ旨い訳です。

要するに、おでんはその材料となる具材の良さと出汁(だし)の旨さが決め手ということになります。
(つまり、おでんは出汁をとり具材を入れていくだけのシンプルな料理です。
  だからこそ、難しいのかもしれませんが。)

ところで、
夜にコンビニに走って買ってきて食べる時、何をつけて食べますか?

味噌、からし、マスタード。
こだわった方はいろいろ出てきます、辛子酢味噌とか。

なら、日本酒の友とする場合はどうでしょう。

何もつけません。

すると、その美味しさは、そう、出汁(だし)にあることになります。
(もちろん、具材の味はありますよ。)

この時、日本酒の熱燗を飲んで、この旨さを味合ってこそ、そう、絶対的な好相性である。
ということになります。

この出汁(だし)の旨さを、旨いと感じる。

ここなんですね。
伝統的な日本酒の価値は。

その時の日本酒は、決して何かを主張していません。
具材の良さ、出汁の旨味、日本酒の旨さが一緒になって美味しいハーモニーを奏でています。

こうして、おでんと熱燗で寒い冬。
身も心も温まることが出来るのです。

今は、
こういう日本酒の価値がとても伝わりにくい。

ここに、本来の日本酒の本質が見えてくる。
そう思います。


ここで一つ疑問が湧くでしょ。
冷酒じゃあダメなの?

そうなんですよ。
逆説的に言えば、燗をして美味しい日本酒とは何?
という命題に繋がるのです。

何か、見えてきたのではないでしょうか。
日本酒が。

如何ですか。


それから、
ワインと料理のピタピタ理論で書きましたが、つけるソースと言いますか調味料といいますか、これによってお酒との相性が変化します。
(これをホームページ上でちゃんとページを作って書いて行こうと思いながら未だに行うことが出来ずおります。
 大変申し訳ありません。)

つまり、同じおでんが酒の肴にもなり、ごはんのおかずにもなる。

これはすごいことなのです。


するとここで、
次の疑問が出てきませんか?

ハイ。
そうなると、出汁(だし)って何。
ということになりますね。


(続く)


2014.02.11






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by happy-breeze | 2014-02-11 09:22 | 旨い酒を旨く飲む
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