赤ワインの魅力って何だろう(その3)
この題でのコラムが、ちょっと日数的に空いてしまいました。
スミマセンです。
以下、ちょっと前回の文章と脈絡が上手く整いませんがご容赦ください。
実は、赤ワインの方がワインとしては、白ワインより格が上である。
そんなイメージが有りますね。
ならばそれはどういうことでそう見なされているのだろう。
その赤ワインの魅力とはどこにあるのだろう。
ふっと思うのです。
我々、造り手ではない流通業にいる立場に置いて、ここをちゃんと押さえてこなかったのではないだろうか。
根本を理解せずに、分かったような顔をしてワイン談義をしてこなかっただろうか。
そんな思いがよぎったのが切っ掛けです。
その前にもう一つ思いがあります。
日本のワイン市場に於いて赤ワインも、日本酒で私が言った「カテゴライズ」がかなり曖昧ではないのか。
いい赤ワイン。素晴らしい赤ワイン。
という言葉、概念。
でもね、普段飲みでの味わい、その価値。
と、ちょっとばかり値段の張るものとを一緒に比べるのはおかしいでしょ。
トヨタパッソ、ニッサンノート。
そりゃ、比べてもいいですよ。
でも
それと、トヨタクラウンと比べたら、そりゃあイケマセン。
でも日本の赤ワインの市場って、こういう違いがちゃんと浸透しているのだろうか。
ここもステップとして踏まえた上で。
ハイ。
赤ワインの魅力。
白ワインより、ロゼワインより格が上であると言うその意味を知っておきたいと思います。
ただ、こうは書きましたけれど、あくまでも一般論として言われていることですから。
赤ワインは苦手なの。
白ワインの方が赤ワインより、素晴らしい魅力があると思う。
という方がいらっしゃってもそれに異を唱えるつもりはありません。
それどころか、私としては次回「白ワインの魅力」と題してコラムを書いて行く予定ですから。
だって、白の方が「甘口」があるし、さわやか、どっしり、上品。
等々、そのバラエティに富むのは、断然に赤ワインより白ワインだと思いますから。
白ワインでは出せない、コク、深み、豊かさ。
いわゆるフルボディと呼ばれる赤ワインの味は、白ワインではタンニンが足りないので出すことが出来ない。
風格が白ワインではどうしても赤ワインには及ばない。
これもまあ言われていることです。
でも、これだけではない本当に納得する「赤ワインの魅力」
それを探って行きたいと思います。
(続く)
2014.08.20(水)