燗酒について書くのをすっかり忘れていました。
日本酒の燗についてよく分からない。
燗をするとどうなるの?
美味しくなるの?
どうやればいいの?
そういう方が結構おられます。
なので「おでんと熱燗」を書きながら同時に書いて行きます。
最初に
40 50
60 80
2分30秒 3分
この3つを覚える。
燗酒を知るのに、こんなところからスタートしてみてはどうでしょうか。
え~、数字から?と思われたかもしれませんね。
でも、これを基準として覚えると後はご自由にアレンジしながら、燗酒を楽しむことが出来るようになられると思います。
まず
40(よんじゅう) 50(ごじゅう)
これは、40度と50度。
40度は「ぬる燗」。
50度は「熱燗」のことです。
その中間の45度が「上燗(じょうかん)」です。
覚えやすいでしょ。
次の60(ろくじゅう)と80(はちじゅう)は、60秒と80秒です。
これは、お酒を湯に漬けている時間です。
そして、20分30秒と3分も同じくお酒を湯に漬けている時間です。
何が違うかと言いますと、燗をつける時に使う道具の違いです。
この3つを説明しながら進めます。
まず、熱燗という言葉から、徳利を手で持って熱いと感じるくらいかな。
と思われるかもしれません。
それはまあ、そうなのですが。
手で触ったら「あちち」となるような、そこまでは行きません。
「熱燗」の熱いはそういう温度のことを指してはいないのです。
これって、
まれにですが、勘違いされておられる方がいらっしゃいます。
実際にお店でそういう感じで「お銚子」が出てきたりすることってありますからね。
「ごめんなさいんね。
ちょっと、うっかりしてたら「燗」が付き過ぎてしまいました。」
ってね。
ご愛嬌でゆるされるのも日本社会の良いところ?かもしれませんが・・。
さて、
「ぬる燗」という言葉と「熱燗」という言葉のこの2つが、燗酒を頼む時に使われます。
つまり、お酒の燗は、45度を境にして味わいが違ってくるようです。
(続く)
2014.11.15(土)