自然なワイン
ボルドーワインを試しました。
おお。これぞボルドー色。
いわゆるバーガンディ。
深い色合い。
何ていうか、こういう色に出会うとちょっと気持ちが落ち着くのが分かる。
そして香りが、やはり落ち着いている。
グラスに注がれて、少し時間が経つにつれて、ちょっと複雑な香りが立ち上がってきた。
沈丁花、
なめし皮の香り。
樽熟成の効果からか、いい感じに味のバランスがとても良い。
そして、ちょっぴりバニラ香。
飲んでみると、タンニンがこなれていて、とてもスムーズな飲み口。
程よいコクがあるが、飲みやすい。
決してどこかを主張しない自然な味わい。
メルロー100%。
フロンサック。
ボルドー右岸。
でも、この味はちょっと日本での通常の概念でのメルロー100%のワインの味としては
おそらくそれとは認識されないと思われる。
つまり、柔らかい。
というコメントがちょっと似合わない。
悪い言い方かもしれないが、「ふにゃっと」していない。
輸入会社さんから言われるまで分からなかった。
カベルネ30%でメルロー70%くらいかな。
って感じがしたワイン。
輸入会社さん曰く。
これを初めて飲まれてメルロー100%だと言った人は誰もいません。
との事。
こういうボルドーのメルロー100%もあるんだなあ~。
でも、美味しいワインでした。
ヴィンテージは2010年。
価格は3,000円台。
いわゆる「自然派ワイン」。
so2は、瓶詰め時に少量添加。
ラベルがちょっと面白い。
このワインを飲んでも、頭が痛くなりませんよ。
ということを表現した「図案」がラベルに描かれている。
試しながらも、これは飲み飽きしないなあ~と思いながらグラスを何度も口に運びました。
合わせる料理も、不思議と特に何にでもいけるという感じです。
一見、グラスに注がれた時は、これはごつい味というか、タンニンがびしりっていうイメージがしたけれど、そうステーキに合わせてって感じの・・。
いや、そうじゃなくて、ホント、合わせる料理を選ばない赤ワインだと思います。
入荷は、来月上旬になります。
よろしくお願いします。
2015.05.18