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酒屋慶風・丸又商店 横地準 の店長日記



フーバー・バリッククラブのワインについて

フーヴァー バリッククラブの白ワイン。
品種は、
ドイツでは「ヴァイザー・ブルグンダー種」と呼ばれ、フランスではピノ・ブラン種と呼ばれます。

ピノ・ブランと言えば、アルザス地方のワインが有名ですね。

日本では、まあピノ・ブランの白ワインと言いますと、決して高級ワインではない。
というイメージでしょうか。

ああ、アルザスのね。
ちょっと、しっかりしている感じの白ワインね。

よく目にする品種だけれど、でもまあ、
この品種を特に高く評価されてはいないかな。
別に、安物ワインってイメージはないけれど、でも素晴らしいっていうイメージもない。

そんなところでしょうか。


そんなイメージの品種から造られた、ちょっと他とは違うよ、という企画。

そんなこと言われても、「ピノ・ブラン」でしょ。
って感じに思われるかもしれません。

でも私は、この企画。
素晴らしいと思っています。

この白ワイン。
だまって出されたら、おそらく「4~5千円クラス」の白ワインだと評価されると思います。

あれ~、これ良いねえ。
品種は何?
え~、ピノ・ブランなの。

ピノ・ブランでこんなにレベルの高いワインってあるんだ。

となると思います。

と言いますか、私がそうでした。

実は、この企画。
店の在庫として、毎年予約をしていました。
そのワインを数年寝かしてから案内してみようと思ったからなのですが、ネットに載せることなく店頭で売れてしまいます。


このワインを飲んだ時。
これは白ワインだけれど、3~4年後が飲み頃かな。
なんて思いました。
つまり、今もいいけれど熟成もする白ワインだと判断しました。

10年後までは分かりませんが・・。

今、店の在庫は1本もありません。

今年も予約を店として入れてみます。
今度は売らずに最低でも3年ほど熟成させてみたいと思います。

10年後の姿も見てみたい気もしないではありません。
こういうクラスのワインの10年後。

想像するに、品種って関係ないんだ。
造りだ。
造り手さんだ。

きっと
ポリシーのあるワイン造りをしているから、10年後にこんなに美味しくなっているのだ。

となるような気がします。

ただし、変貌を遂げて、別物ようなワインになったなんてことはいくらなんでもないでしょうけれど。


2015.06.27(土)
by happy-breeze | 2015-06-27 10:38 | ワイン
<< ワインを新聞で巻く 熟成について思う(その4) >>


日々の出来事や想いを、そして新着情報や蔵便りを書いています。

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