(昨日のブログ記事は削除しました。)
今、ワインは市場が素直に機能し始めたと思うようになりました。
つまり、素直に受け入れてもらえるようになってきたと思います。
今までは、情報や知識ありきの様相でした。
実は10年以上前から
ブルゴーニュ サン・ブリ ソーヴィニオン・ブラン
のドメーヌものを通常在庫しています。
ドメーヌ・ジャッキー・ルナール。
ルナールおじさんの造るサン・ブリです。
場所は、ブルゴーニュでも最北。
ロワールに隣接し、シャブリのやや南東です。
一応、ブルゴーニュで唯一「ソーヴィニオン・ブラン種」が栽培されているところです。
このサン・ブリは、日本では、ほとんどの場合、大手有名ネゴシャンの品揃えの一つという位置づけです。
ほとんど添え物扱いです。
置いていてもほとんど売れません。
ところがこのワイン、程の良い辛口白ワインで美味しいのです。
和食とも相性が良いと思います。
香りには、シャルドネほどではないですが、まあ柑橘系の香り。
そこに、程よくパッションフルーツ系の香りが混ざります。
味の方も、キリッとしすぎない、ほどの良さ。
決して薄っぺらく感じない美味しい果実味。
このワインを名古屋の和食処で扱ってもらったのですが、確実にリピートしていただけます。
いやあ~、ようやくそういう素直な時代になってきたなあ~。
何せ、ワインを飲む、扱うということは、知識と情報、それに薀蓄。
もう、大変です。
もっと素直に、美味しいと思うワインを楽しめばいいのに。
その為の、材料としての知識であり情報なのだと思います。
2015.0921(月)