今年を振り返って(ワイン編)
今年は新規の出会い(仕入れ先インポーター)がありました。
それから、ナチュラルワインと称していくことにした自然を謳うワインの取り扱いを始めました。
ワインは、何が良質で良いワインなのかが、とても分かりにくい。
自然を謳えばいいという、そういう訳ではないでしょうからね。
巷にはワインの情報がとても多く存在する為、、とかく錯綜するので、自分なりの整理の仕方も必要だと思っています。
まあ、それだけワインは面白いし、幅が広いし、様々な価値観が存在するということでしょう。
それから、年末にちょっとしたエピソードがありました。
ご近所のお客様なのですが、
ご自宅で他人を招いての忘年会を行うというので、赤ワインをそれぞれ2本ご購入頂きました。
すると、1時間ほど経った頃でしょうか。
初めてのお客様が店に入ってこられました。
先ほど、こちらで○○さんがワインを購入したと思いますが、すごく美味しかったのでどこで購入したのかと聞いてみたところ、当店だと教えられたので、ぜひご主人に話を聞きたくて来ました。
とおっしゃるではありませんか。
しかも、会の途中を抜けて来られたそうです。
2000円ほどの赤ワインなのですが、いくら何でもこんなリアクションが起きるって、どんな味なの?
ってなりますよね。
あるいは普段、余程、納得のいくワインに出会っておられなかったのか。
後日談として、こんなに分かりやすくワインを説明してもらったのは初めてだと、おっしゃっておられたそうです。
まあ、私がワインの難しい話が出来ないからというだけのことなのですが、でも、ブドウの品種の特徴だとかを伝えるだけではなくて、まあ分類といいますか、ポジショニングといいますか、どんな価値の味わいを捉えて造られているかということから見ていく方が分かりやすいかなと思います。
趣味嗜好品であるワインの美味しさは、人それぞれですからね。
という決まり文句。
これでは何も分からないのです。
ご来店頂いた方も、ずっとそうだった。
分からないまま飲んでいた。
でも、ちょっとした切っ掛けでワインの味の見方が分かると、後はもう加速度的に理解が進みます。
こうなると、楽しいワインライフが待っています。
もっともっと、そのお手伝いが出来るようになりたいと思います。
よろしくお願いします。
2015.12.30(水)